TAMPELLA”(タンペッラ)
タンペッラは1856年に設立され、Tampere(タンペレ)の街にあるFinlayson(フィンレイソン)の隣に工場がありました。
創業当初はリネンやローブ、ヨットの帆などを主に製造していました。次第にインテリアファブリックやキッチンファブリックの製造が始まり、この時期のファブリックには自然のモチーフが多く使われています。
大きな変化は1953年で、モダンなプリントファブリックを大胆なカラーや幾何学的なデザインで製作したところ、瞬く間に人気を集めます。
注目はしばらく続き、フィンランド国内では多くの人が知るブランドにまで成長しました。
最盛期は1950 - 70年代と言えるでしょう。
発売されたシリーズについての記録が殆ど存在しないため、多くのデザインパターン、シリーズ名、そしてデザイナーは知られないままです。
1970年代には安価な輸入ファブリックの台頭により、タンペッラの状況は厳しくなります。
生産拠点を変更するだけではコスト競争に勝てず、1985年には全ての工場が閉鎖に追い込まれました。
惜しまれながらの閉鎖とはなりましたが、タンペッラのデザインは現在でも根強いファンを持ち、描かれた様々な作品たちはvintage textileとして輝きを放っています。
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